20240507 映画『ロンドンゾンビ紀行』感想

名取さなの同時視聴で映画『ロンドンゾンビ紀行』観た。

ゾンビ映画バイオハザードすら観たことがなかった(グロいのが嫌だったから)ので、ゾンビ映画を腰を据えて観たのは初めてかも。結構コメディ寄り。

 

[あらすじ]

主人公兄弟は幼い頃に両親をなくし、祖父母に育てられたが、祖父母の住んでいる老人ホームは経営が危うかった。そこで、兄弟はいとこを連れて、銀行強盗を決行する。金は奪ったものの、銀行は既に警察に包囲されていた。もう駄目だと銀行の外に出ると、そこに警察の姿はなく、町はゾンビに占領されていた…

 

主人公のおじいちゃんがひたすらかっこよかった。退役軍人で、老人ホームがゾンビに包囲されてからも的確な指示を行い、キックで足がすごく上がっていた。

おばあちゃんと「わしがゾンビになったら躊躇せず殺してくれ」「私がゾンビになったときはあなたに殺されたいわ」みたいなラブロマンスをやっていてよかった。こんなことを言ってしまったからにはどちらかがゾンビ化して、決死の思いで殺すシーンがあるんだろうなと身構えていたけれど、どっちも健康なまま映画が終わってくれてよかった。

 

序盤はいとこ(?)のムキムキ黒人が無双していた。躊躇なくゾンビ化した親子を殺し、子供をボールのように放り投げていた。

 

ゾンビの足の遅さは杖をついている老人と同速だった。性格はゆうかん。

なんでこんな遅いゾンビに町が壊滅しかけてるんだよと思ったが、大切な人がゾンビになってたら殺せないよなと思い直した。

モブゾンビにもモブゾンビなりの人生があると考えたら、スコップで瞬殺されているゾンビがかわいそうになってきた。名取の同時視聴を見ている2800人のアイコンにもそれぞれの人生がある。

 

途中でフーリガン(海外の、サッカーに熱狂的なファン)のゾンビがチーム対抗で争いあっているシーンだけ急に脈略がなかった。監督がどうしても入れたかったんだろうな。特に伏線とかでもなかった。