20230711 夢日記 ~眠ってたらかわいい女の子の幽霊が添い寝してくれて最高だった件~

午後8時。睡魔に襲われていた私は、午後10時に予定があるので仮眠しようとベットの上に伏せた。
 
……薄れゆく意識の中、私は確かに認識した。誰かが私の前髪を手でそっととかすのを。
 
その瞬間私は飛び起きた。慌てて自分の前髪を触って確認すると、特に寝る前と変わったところはなかった。私は思った。夢か?いや、それにしても髪に触れた感触がリアルすぎる。あれは一体何だったんだ…と思う間もなく、睡魔に襲われ、自分の意識は再び朦朧とするのだった。
 
……しばらく目を瞑っていると、再び髪をとかす手の感触が現れた。瞼が重くて目を開けることはできない。金縛りなのか、手足を動かすこともままならない。そんな中、その手の持ち主が取った行動は意外だった。なんと、そいつは眠っている私の寝間着の胸の辺りにバッジを付けたり、首にネックレスをかけたりしてきたのだった。その時はなぜそんなことをするのかなど気にもしなかった。そいつの行動よりも、そいつがいったい誰であるかが気になったからだ。
 
私は再び目を覚ました。慌てて自分の身体に目をやると、なんとそこにはネックレスが輝いていた。私はそいつの実在を確証した。確かにそいつはいる。夢じゃなかった。とすると、ますますそいつの正体が気になってくる。もしかわいい女の子の幽霊だとしたらそれはもう大変なことだ!これから1人暮らしが幽霊とのラブコメへと変わってしまう。これから毎日夜な夜な幽霊ちゃんとのイチャコラが待っている。ありがとう。すばらしい。最高。そう思うと、どうしてもその幽霊ちゃんを一目この目で見てみたい。私はもう今はそう大して眠くない意識をだましだまし、再び床へと就くのだった。
 
……そうしばらくしないうちに、再び彼女はやってきた。その感触から彼女が近くにいるのを確認し、私は薄目でその正体を確認した。その正体は……
 
安田大サーカス所属、クロちゃんだった。
 
私はつい反射で引き攣った顔をしてしまった。まさか夢に見た幽霊美少女が中年男性だとは思わなかったからだ。私のその顔を見たクロちゃんはとても悲しい目をしていた。その後失望したクロちゃんの罠に嵌り、私はハズレの感圧版を踏んで矢に射抜かれて死んだ。
 
……という夢を見ました。起きた後に疲労感が半端なかった。せめて幽霊はいてほしかった。かわいい幽霊がいてほしかった……