「アメイジング・デジタル・サーカス」を観た。事前情報だと，主人公のポムニちゃんがひたすら可哀そうな目に遭うアニメーションだと聞いていた。
感想。
ポムニちゃんがひたすら可哀そうなアニメーションだった。肉体的にひどい目に遭う感じじゃなくて，精神的に一歩ずつ追い詰められていく感じだった。デスゲーム的な。
デジタル世界に突然送られてポムニちゃんと名付けられた彼女は，最初は夢だと思い，元の世界に戻ろうとするが，既に脱出を試みて失敗して諦めている住人たちによりすこしずつ絶望に染められていく。
唯一まともに意思疎通ができそうな完成を持っている女の子がかつて仲間だったと思われる化け物に侵食されるも，助けることができないポムニちゃん。その女の子は結局助かりはするが，見殺しにしたことから仲が険悪になって本当に救いようがない。
あのアニメの中だと兎のキャラが気になる。一見飄々としていて掴みどころがなく，仲間のことも軽視していそうではあるが，デジタル世界を取り仕切っているゲームマスターのような奴に皮肉を言ったり，化け物になった仲間がゲームマスターに葬られたときに目尻が上がっていたり，たぶん素直じゃないけど良いやつだと思う。
昨日はワンピースで最大級の尊厳破壊を見たし，なんか最近曇らせばっかり見てるな。
くまはこれまでも天龍人にジニ―を寝取られ，最愛の子も病気で10歳までしか生きられないと知らされているのに，これから心の故郷であるソルベ王国の「暴君」となり，身体を改造され，革命軍の大敵である世界政府に従順な七武海になるのが確定しているのがエグすぎる。
「旅行に行くならどこへ行きたい？」←なにかしら別の意味合いがあることは察していたけどこれが改造されて意識が混濁している中出た言葉だと考えるとまた辛いものがある
ボニーがくまの実の子でないと知ったのが個人的に一番悲しかったです。
