20230919 クイズと経典

今日はちゃんとスケジュール通りに行動できている。shouldはできなかったけどmustはできた。明日もそんな感じで頑張るぞ。
バイトの後輩(クイズ研究会所属)からクイズの必勝法を教えてもらった。
「日本で一番高い山は富士山ですが…」で始まるクイズの時、次に来る言葉がイントネーションで判別できるらしい。「日本で」にイントネーションが置かれていたら次は「世界で一番高い山」、「一番」にイントネーションが置かれていたら「二番目に高い山」、「高い」にイントネーションが置かれていたら「一番低い山」が来るらしい。
このイントネーションを守らないと無効試合になることもあるとか。クイズって知識だよりなだけじゃなくて奥が深い。
 
 
あと昨日、剣持刀也著作の「虚空経典」を半分ぐらい読んだ。
冒頭で、Vtuberとしての自分はエンタメで塗り固められている分、この本での自分は本心を曝け出すと書かれていたので期待が高まった。
今読んでいるぶんだと、割とVtuberを見ていて察せることも多くて(初期のVtuberにリスペクトを抱いていたり、インターネットの醜い部分も含めて好きだったり、媚びを極度に嫌ったり)、何だかんだ言いつつ剣持刀也だなと思う。文字の大きさによる部分もあるだろうが、文章が非常に読みやすいのは流石だと思う。肩肘に力を入れずに読める。
 
剣持は常に知らないことに飛び込んで楽しみを見つけ出すことに長けているが、それは本人の素質の他に、環境によるものも多分にあるだろうなと思う。本書では剣持に外国人の友人ができて、米軍基地に泊まった経験などが記されているが、中々そのような人が周りにいることはない。ただ、そのような人がいたとしても自分には声をかける勇気がわかなかっただろうし、剣持が話しかけたことで彼と剣持が友人となり、良い経験ができたことは紛れもない事実で、そういった経験を積んだからこそ剣持は自分の振る舞いに自信が持てるんだろうと思う。
剣持がそういった実例を自ら示してくれるおかげで何か励まされ、自分もいろいろと挑戦しようという気になった。本書は啓蒙書のような役割もあるのかもしれない。だとすると、虚空経典はある一定の考え方を促す宗教の本として成立していると考えられる。
 
あと、自分が人間として好きな剣持刀也とダ・ヴィンチ・恐山に共通する部分として、「人の業を含めて好き」である部分があると思う。そもそもインターネットが人の業を煮詰めた闇鍋のようなものなので、インターネットに昔から関わっている人間がそういう性質を持つのも当然なのかもしれない。本書の、「人間らしさ」が良い意味を持たないという所に妙に納得したのを覚えている。人間とは本来欲深き性質を持ち、それを社会性で包んでいるだけなのだ。だから、人間のそういった部分が好きな人間にとって、インターネットは非常に見るに飽きない。自分もインターネットを介して見る人間の嫌な部分が好きな人間のひとりではあるが、自分の場合、自分より劣った人間を見て安心する下方比較をしている部分も多分にあるのであまりよくない。